魂のない魔人を表現するために、紗の下地には、機械的な波動、デジタルイコライザーをイメージした、ジグザグ模様を絣で再現しました。

あらかじめ部分的に染めた経糸を前後にずらすことで動的な柄を作る経ずらし絣。ビニール紐で糸括って、1本の糸を何色にも染めた絣糸をずらし機にかけて、鯨尺1分(=3.8ミリ)単位で経糸をずらしていきます。絹糸の経絣は、絣がずれないように染めた部分だけ糊つけを行うので、糸がくっついていて、ずらし機にかけてずらすときに糸が切れやすく、大変でした。

4色染めるということは、4回15メートルの糸の束をくくり直すということ。織るまでの準備に1ヶ月(予定では1週間のはずだった…)、ずらし絣、誰がやろうと考えたのか知りませんが、先人を恨みました。週末も家の庭で括って、染めて、乾かして、括るを繰り返しました。










